【初心者必見】暗号資産の値動きの仕組みをわかりやすく解説

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暗号資産の投資では、値動きの仕組みを理解することが重要です。しかし、初心者にとってはそのメカニズムが難しく、理解しにくいかもしれません。

そこでこの記事では、暗号資産の値動きの仕組みを初心者にもわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、投資で損をするリスクを減らし、利益を得られる可能性が高まります。これから暗号資産投資を始めようと考えている人は、ぜひ最後までお読みください。

基本的な値動きの仕組み

暗号資産市場は、需給のバランスによって値動きが発生します。

買いたい人が多いと、需要>供給の状態になり価格が上昇します。一方、売りたい人が多いと供給>需要の状態になり、価格が下落する仕組みです。

初心者の人は、まずこの基本的な仕組みを頭に入れておきましょう。

暗号資産の値動きを左右する6つの要因

市場では、需要と供給のバランスによって値動きが起こりますが、他にも値動きを左右する要因はいくつかあります。

そこでこの章では、暗号資産の価格変動に影響を与える要因について解説します。この章を読めば、暗号資産の値動きの仕組みに関する理解がさらに深まるでしょう。

投資初心者にとって必見の内容なので、ぜひ最後までチェックしてください。

1.アメリカの金利

投資の対象は大きく分けると、預金や国債などの安全資産と、株式や暗号資産などのリスク資産に分けられます。

どちらにお金が流れるかは、世界の基軸通貨であるアメリカドルの金利次第です。

アメリカドルの金利が高いときは、預金や国債などの需要が高まり、低いときは株式や暗号資産などの需要が高まります。

高金利だと安全資産のリターンが増えるので、わざわざリスク資産に投資する必要がありません。

しかし、低金利だと安全資産のリターンが減るので、危険を犯してでもリスク資産に投資する人が増えます。

2.規制や法整備

規制や法整備は投資家心理に影響を与えるため、値動きにも大きく影響します。

アメリカでビットコインETF(ビットコインの価格に連動する投資商品)が承認されたときは、ビットコインの価格が上昇しました。

また、アメリカが暗号資産準備金に含める銘柄を発表した際には、ビットコインを含む暗号資産の価格が急上昇しています。

一方で、中国が暗号資産の規制を発表したときは、ビットコインの価格が下落しました。

3.取引所のセキュリティ問題

取引所でセキュリティ問題が起きると、投資家たちの間で不安が広がります。その結果、保有している暗号資産を売却する動きが強まり、価格の下落につながります。

2014年に、暗号資産取引所のマウントゴックスが4億7000万ドルのハッキング被害を受け、 ビットコインの値段が暴落しました。

2022年11月には、当時世界で2番目の規模を誇っていた取引所FTXが破綻し、暗号資産の価格が暴落しています。

他にも、2025年2月にBybitがハッキングの被害を受けたことで、ビットコインやイーサの価格が下落しました。

4.大口投資家による売買

大口投資家とは、大量の資金を保有している投資家のことです。

大量の資金を保有しているので、売買を行うと大きく値動きに影響を与えます。大きな値動きの初動は、大口投資家がきっかけになっていることが多いです。

世界時価総額ランキング9位のテスラは、2021年2月に15億ドル分のビットコインを購入しました。その結果、ビットコインの価格が高騰し、当時の最高値を更新しました。

5.通貨の供給量減少

暗号資産の中には、価値を保つために通貨の供給量を調整する(減少させる)銘柄があります。供給量が減ると希少価値が上がるので、価格の高騰につながります。

ビットコインは約4年に1度、新しく発行される通貨の量が半分になる半減期があり、半減期のタイミングでは、毎回価格が上がりやすいです。

また、通貨を消滅させるバーン(焼却)と呼ばれるシステムで流通量を調整している、イーサなどの銘柄もあります。

バーンが行われると供給量が減るため、価格が上昇します。

6.インフルエンサーの言動

インフルエンサーの言動は投資家心理に影響を与えるので、値動きを誘発する要因の1つです。

2021年1月、テスラ社のCEOであるイーロン・マスクが、Twitterでドージコインの話題を出したことで、ドージコインの価格が高騰しました。

2021年5月には、イーロン・マスクがテスラでの電気自動車購入にビットコインを使えなくするとTwitterで発表し、その影響でビットコインの価格が下落しました。

暗号資産の値動きが激しいのはなぜ?

暗号資産の値動きが激しい理由は、市場規模が比較的小さいからです。暗号資産市場の規模は2025年2月時点で約3兆ドルで、株式市場の41分の1ほどしかありません。

投資市場は、規模が小さいほど値動きが大きくなります。

例えば、10リットルの容器と1リットルの容器があった場合、それぞれに500ミリリットルの水を注ぐと、小さい器の方が水位の変動が大きいです。

同じ量の水を抜く場合も、小さい容器の方がかさの変動が大きくなります。

市場規模(容器のサイズ)が小さいと、少しの資金(水)の流入・流出でも、価格(水位)が大きく変わります。

まとめ

暗号資産の値動きは需給のバランスで決まり、需要が多いほど価格が上昇しやすいです。

他にも、以下の要因によって価格が変動します。

  • アメリカの金利
  • 規制や法整備
  • 取引所のセキュリティ問題
  • 大口投資家による売買
  • 通貨の供給量減少
  • インフルエンサーの言動

値動きが激しい理由は、市場規模が小さいからです。市場規模が小さいほど、少しの資金の流入・流出で価格が大きく変動します。

仕組みを理解していればある程度値動きが予測できるので、今回学んだ知識をぜひ投資で活かしてみてください。

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