バキバキに割れた腹筋、男なら憧れますよね。しかし、いざ腹筋を割ろうと思っても、鍛え方や食事方法など、どうするか悩みませんか?
そこでこの記事では、腹筋の割り方を具体的なトレーニング方法や食事の仕方を交えて、筋トレ歴18年の私が詳しく解説します。他にも以下の項目もまとめました。
- 有酸素運動の必要性
- 体脂肪率が関係ない理由
最後まで読めば、バキバキの腹筋を手に入れる方法がわかります。筋トレ初心者にもわかりやすい内容なので、ぜひチェックしてください!
腹筋の割り方とは?初心者が最初に知るべき2つのポイント
割れた腹筋を手に入れるためのSTEPは、以下の2つだけです。
- 腹筋を鍛えて大きくする
- 体脂肪を落とす
この章では、これらを1つずつ解説していきます。
1.腹筋を鍛えて大きくする
まず腹筋を割るために必要なことは、筋肉を鍛えて大きくすることです。
鍛えなくても体脂肪を落とせば腹筋は割れて見えますが、ある程度大きさがないと貧相に見えるので、トレーニングすることをおすすめします。
2.体脂肪を落とす
腹筋を鍛えて大きくしたら、次は体脂肪を落としましょう。腹筋をどんなに大きくしても、脂肪の量が多かったら割れて見えません。
この体脂肪を落とす期間は、食事でカロリーを制限していきます。筋肉が落ちないように、トレーニングはこの間も継続して行いましょう。
筋肉を大きくするトレーニングとは?知っておくべき基礎知識
筋トレには
- 負荷
- 回数
- セット数
- インターバル
この4つの要素があります。
同じトレーニングでもこれらの設定によって効果が変わってくるので、目的別に最適化する必要があります。
筋肥大(筋肉を大きくすること)をする上で最適な設定は以下です。
設定項目 | 目安 |
負荷 | ギリギリ10回できるぐらい |
回数 | 10回ぐらい |
セット数 | 3セットぐらい |
インターバル | 3分から5分ぐらい |
筋肥大を狙うなら高負荷にする必要があり、ギリギリ10回できるぐらいの負荷が最も効果的とされています。
回数に関しては、設定した負荷で限界までやってください。筋肉を大きくするには、限界まで追い込むことが大切です。
セット数は少なすぎるとしっかり追い込めず、多すぎるとオーバーワークになるので、3セットを目安にしてやりましょう。
インターバルは3分から5分ぐらい取る必要があります。しっかり回復させてから次のセットをやる方が筋肥大の効果が高いので、前のセットの疲れが取れるぐらい休みましょう。
筋肥大に最適なトレーニング頻度を知ろう!
筋肥大をさせるのに最適なトレーニング頻度は週2回です。筋肉は高強度でトレーニングをするとダメージを受け、回復するまでに48時間から72時間ほどかかります。
回復する時間を考慮すると、次のトレーニングまで2日から3日空ける必要があり、週2回がベストという結論になります。
週2回というのはあくまで部位ごとの話で、同じ部位のトレーニングが週2回ということです。他の部位も鍛えている場合、全身トータルで週3回以上鍛えるのは問題ありません。
また、筋肉の回復時間は年齢などによって個人差があるので、あくまで目安です。初心者の人は筋肉痛がある間は休む、なくなったら次のトレーニングを行う、と考えるとわかりやすいです。
腹筋を割るのに効果抜群のトレーニングはこれ!
腹筋の種目っていっぱいあって、どれをやるか迷いますよね。そこでこの章では、筋トレ歴18年の私が、腹筋を割るのにおすすめのトレーニングを紹介します。
腹筋ローラー
今までいろいろな腹筋の種目をやってきましたが、経験上ベストなトレーニングは腹筋ローラーです。
腹筋ローラーのメリットは以下のものがあります。
- 腹筋の上部と下部を同時に鍛えられる
- 負荷が高い
- 他の部位も同時に鍛えられる
腹筋は上部と下部があり、種目によっては腹筋全体をバランスよく鍛えるのが難しいです。例えば、クランチという種目は上部しか鍛えられません。
しかし、腹筋ローラーなら上部も下部も同時に鍛えられるため、効率がいいです。また、腹筋の種目の中では一番負荷が高いので、筋肥大させるのに適しています。
加えて、腹筋ローラーは腹筋以外にも、上腕三頭筋などにも効くので、効率よく体を鍛えられます。
やり方については、こちらの動画がわかりやすかったのでチェックしてみてください。
腹筋ローラーはこちらがおすすめです。値段は安いですが、200kgまで耐えられて頑丈です。
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ジャックナイフ
膝立ちの腹筋ローラーでも難しい場合は、ジャックナイフから始めて、筋力がある程度ついたら腹筋ローラーに移行するのがいいでしょう。
ジャックナイフは腹筋の上部と下部を同時に鍛えられ、腹筋ローラーほどではないですが負荷も高いです。
やり方はこちらを参考にしてください。
腹筋ローラーをやるときのおすすめグッズ
前の章では腹筋ローラーの解説をしましたが、この章では腹筋ローラーを使う上で、持っておくと便利なグッズを紹介します。
ヨガマット
腹筋ローラーをやるときはマットが必要です。マットがないと床に傷がついたり、膝が痛くなります。ヨガマットは畳んで持ち運びがしやすいのでおすすめです。
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ウエイトベスト
膝コロから始めて立ちコロに移る際は、ウエイトベストを使うとスムーズにいきます。10kgのベストをつけて膝コロが10回ぐらいできれば、立ちコロを数回できるはずです。
私はこの方法で立ちコロができるようになりました。
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トレーニング用のベルト
腹筋ローラーは腰に負担がかかる種目です。腰痛持ちの人は、トレーニング用のベルトをつけてやると、腰への負担が軽くなるのでおすすめです。また、腰痛予防でも使えます。https://amzn.to/3DsYlzk
食事のポイントを詳しく解説
腹筋を割るためには
- 腹筋を大きくする
- 体脂肪を落とす
この2つのSTEPを踏む必要があると説明しましたが、筋肉を大きくすることと体脂肪を落とすことは同時にできません。
ボディメイクは増量期(筋肉を増やす時期)と、減量期(体脂肪を減らす時期)に分けて行います。
ここでは筋トレに関する食事の基礎知識に加えて、増量期と減量期、それぞれの食事方法について解説していきます。
筋トレに関する食事の基礎知識
筋肉はタンパク質でできているため、筋肥大させるには通常より多くのタンパク質が必要です。
筋トレしていない場合は、体重1kgにつき1gの摂取で十分ですが、筋肉を増やしたいなら、体重1kgにつき1.5g摂取することを心がけてください。
体重60kgの人なら1日90gです。この摂取量は増量期でも減量期でも共通です。
また、筋肥大と健康維持、どちらの意味でもバランスよく栄養を摂る必要があります。タンパク質以外にも、下記の栄養素もバランスよく摂りましょう。
- 炭水化物
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
増量期の食事のポイント
増量中の食事のポイントは
- 摂取カロリー>消費カロリーにする
- PFCバランスをP:F:C=3:2:5にする
です。
カロリーの収支がマイナスになると筋肉は増えないので、常に摂取カロリー>消費カロリーの状態を維持するように心がけてください。
また、タンパク質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)のバランスであるPFCバランスが、以下のバランスになるよう意識しましょう。
増量期の理想的なPFCバランス
栄養素 | 割合 |
P(タンパク質) | 30% |
F(脂質) | 20% |
C(炭水化物) | 50% |
減量期の食事のポイント
減量する方法はいくつかありますが、筋肉が落ちにくい、栄養素の管理がわかりやすいという点から、今回は脂質を抑えるローファットダイエットで減量するやり方を紹介します。
ローファットダイエットの食事のポイントは
- 消費カロリー>摂取カロリーにする
- PFCバランスをP:F:C=3:1:6にする
です。
脂肪を落とすには、消費カロリー>摂取カロリーの状態をキープする必要があります。PFCバランスは、増量中より脂質を減らし炭水化物を増やして、以下のバランスを目指します。
ローファットダイエットの理想的なPFCバランス
栄養素 | 割合 |
P(タンパク質) | 30% |
F(脂質) | 10% |
C(炭水化物) | 60% |
減量中は脂質を抑える必要がありますが、タンパク質はしっかり摂らなければいけません。
脂質の少ないタンパク源は
- 鶏胸肉
- ささみ
- イカ
- タコ
- ホタテ
などがあります。鶏胸肉は価格も安いのでおすすめです。
腹筋を割るには有酸素運動は必要か
減量期で有酸素運動を取り入れている人もいますが、個人的には有酸素運動は必要ないと思っています。
健康目的など別の理由があるならいいですが、脂肪を落とすという観点で見たらしなくても問題ありません。
体を絞るには、消費カロリー>摂取カロリーの状態をキープする必要がありますが、この状態は食事の管理だけで実現できます。
有酸素運動をしなくても、有酸素運動で消費する分のカロリーを、摂取カロリーから引けば同じことです。
体脂肪を落とす以外の目的がないなら、有酸素運動は必要ないです。
腹筋を割るのに体脂肪率は関係ない
「腹筋を割るには体脂肪を何%まで落とせばいいの?」このような疑問を抱いたかもしれませんが、数字にこだわる意味はありません。
あなたが腹筋を割りたいのはなぜですか?
かっこよくなりたいからではないですか?
見た目を良くする上で数値は関係ないはずです。数字がどうであれ、腹筋が割れていればいいわけですよね。
それならば鏡を見て自分の納得いく見た目になれているか、という基準で判断する方が合理的です。
数字にこだわらず見た目をチェックして、筋肉の量が足りないならもっと鍛える、脂肪が多いと感じたらもっと絞る、といった基準でやるといいでしょう。
まとめ
腹筋を割り方は以下の2STEPです。
- 腹筋を鍛えて大きくする
- 体脂肪を落とす
しかし、やみくもにやっても効果は出にくいので、トレーニング方法を最適化し、カロリーの収支やPFCバランスに気をつけて食事をしましょう。
減量中は有酸素運動をやる必要はなく、食事だけでカロリーは管理できます。また、体脂肪率にはこだわらず、見た目を基準にして取り組むのがいいでしょう。
正しいやり方でボディメイクに取り組めば腹筋は割れますが、効果が出るまでには時間がかかります。
ボディメイクでは大きな結果をすぐに求めずに、少しの変化でも喜ぶ姿勢が重要です。あせらずに一歩ずつ進んで、理想の体を手に入れてください。
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